現代生活において電気は様々な形で幅広く利用されており、今日の文明社会を維 持発展させて行く上で、必要不可欠な社会的インフラストラクチャーの一部となっています。
電気技術は広範囲の学術分野に及んでおり、それらに関する研究成果は、各々の 専門領域に基づいて設立された学会で分散して発表されています。そのような学会として電気学会、電子情報通信学会、照明学会、映像情報メディア学会、電気設備学会があります。しかしながら、これらの学会で議論される学術的課題を、横断的に議論する共通の場が必ずしも備わっておりません。このような状況にあって、関西に在住している研究者が一堂に会し、研究成果発表や情報交換が出来る場を提供することによって、関係分野の研究及び産学連携を活発化し、関西経済の発展につなげることが強く望まれるところであります。
そこで、電気関係各学会の関西支部に属する者が集まって実行委員会を組織し、 この分野に関わっている研究者、技術者、教育者、学生の方々、さらには関心をお持ちの方々を広く募り、電気関係学会関西連合大会を実施することと致しました。
本大会では、参加者の研究発表・情報交換の場として研究概要発表とポスターセ ッション、および特別学術講演会等を実施する予定です。また、昭和21年から関西地区で始まった本連合大会の歴史の重みとその使命を再認識し、本大会から講演論文集を充実することと、電気関係学会関西連合大会に名称を変更することによって、この分野の研究の活性化を図り、本大会がこの分野における関西経済発展の起爆剤となることを目指します。また、このような学術活動を通して若手研究者の育成を図ることによって、次世代へと繋ぐ社会的貢献を果たすことを目的と致します。
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